ホーム > 入試情報 > Q&A

Q&A

入試やその先の進路に関わる質問とその回答を集めました。 これでもわからないことがございましたら、遠慮なく質問願います。

Q1. 情報科学科、情報工学科、情報システム学科、メディア情報学科など情報系学科との違いは何ですか?

A. メディアコンピュータシステム学科では、情報処理学会のコンピュータサイエンス標準カリキュラムJ97、および米国コンピュータ学会ACMのコンピューティング標準カリキュラムCC2001に準拠し、コンピュータについて理解するための教育を行います。
高校までの教育とは違い、大学での教育は、各学科で教育内容が決められます。
ですから、同じ情報系学科でも、学科によっては教える内容が偏っていたりすることもあるのです。一方、本学科は、ほとんどの教員が情報系学科出身者です。 このことからも、本学は、他の情報系学科に優るとも劣らず、正統な理工系学部の情報系学科といえます。

Q2. ゲーム会社に就職したいのですが……

A. ゲームマシンもコンピュータの一種なので、メディアコンピュータシステム学科の新機軸カリキュラムが極めて有利に働くでしょう。ゲーム会社へ就職する場合、プログラミング能力等のスキルにおいて『どのくらい実力を持っているか』が重要です。ゲーム会社も、営業なども含め多様な職種で求人します。例えば、テレビゲームを作るプログラマ、アーケードゲームの制御チップを作るハードウエアプログラマ、家庭用ゲームマシンを設計するシステムエンジニアなどです。

Q3. 高校では文系なのですが、大丈夫でしょうか?

A. 文系の人でも取り組みやすい分野だといえます。
情報系学科では確率や組み合わせ数学などの離散数学が重要となりますので、高校の文系クラスでは習わない物理学や微分積分の知識を必要としないこともあります。ただし、コンピュータエンジニアに求められる資質としては、まずコンピュータが好きであることが第一条件であることは言うまでもありませんが、物事を論理的に考える能力が必要ですので、大丈夫かどうかはそれらの資質と本人の努力次第であるとしか言えません。

Q4. 学費は他の学科と同じでしょうか?

A. はい、大阪電気通信大学総合情報学部の他学科と授業料は同額です。

Q5. コンピュータにほとんどさわったことがありません。それでも大丈夫ですか?

A. 入学時には、コンピュータに関する特別な知識は全く必要ありません。カリキュラムもコンピュータをさわったことのない人でも大丈夫なように設計されています。コンピュータの経験がある同級生を追い込すつもりでがんばってください。

Q6. JABEEのことがよく分からないのですが、学生にはどういったメリットがあるのですか?

A. 学生にとっては、受ける教育やサービスの質が高められるという利点があります。 JABEE認定とは、大学教育の品質を保証する制度のことです。授業内容が社会に通用するレベルか、シラバスどおりの授業が行われているか、学生の理解度を確認しながら教えているかなどが評価されます。具体的には、他大学の教員や会社の技術者など、第三者が数日間来学し、授業テキスト、レポート、試験問題、学生答案などをすべて点検します。もちろん、直接学生にインタビューして、カリキュラム通り教えられているかも確認します。

Q7. 大阪電気通信大学総合情報学部の他の学科との違いはなんですか?

A. メディアコンピュータシステム学科は、ソフトウェア、ハードウェア、情報ネットワーク、メディア技術など、コンピュータを用いたシステムを作るための様々な技術について教育を行っています。 これに対し、本学総合情報学部には、メディアコンピュータシステム学科のほかに、デジタルゲーム学科デジタルアート・アニメーション学科があります。 (なお、情報工学科は2005年度より情報通信工学部に所属します。情報工学科の内容については、情報工学科での説明を見てください。) デジタルゲーム学科は、もちろんその名の通りゲームに特化された学科です。デジタルアート・アニメーション学科は文系で、デジタルアートやアニメーションに関する教育を行っています。

Q8. 卒業後、どのようなところで活躍できるのですか?

A. メディアコンピュータシステム学科のカリキュラムは理工系学部情報系学科の標準カリキュラムですので、通常の情報系学科と同じ分野で活躍できます。具体的には、ソフトウェアや情報システム設計などを行う一般的な情報産業から、コンピュータが組み込まれた機器を設計している企業、インターネットや携帯電話のコンテンツ製作会社まで多種多様です。

Q9. 将来はユビキタス社会と言われていますが、メディアコンピュータシステム学科はどのように対応していますか?

A. 本学科は将来のユビキタス社会を見据えた教育にも対応しています。ユビキタスとは「常にどこにでも存在する」という意味です。この意味どおり、ユビキタス社会では通常のパソコン以外にも、携帯電話をはじめあらゆる家電製品にコンピュータが組み込まれネットワークに接続されます。このような携帯電話や家電製品に組み込まれているコンピュータシステムは組み込みシステムと呼ばれ、パソコンなどに搭載されているコンピュータシステムとは区別されています。本学科ではユビキタス社会の基礎となる技術である組み込みシステムに関する教育にも力を入れています。

Q10. メディアコンピュータシステム学科にはロボティクスの授業がありますがロボットの勉強もできるのですか?

A. はい、ロボットを専門とする教員もいるのです。
ただし、ロボットの勉強といっても、正確には、大きく2種類に分かれます。
一つはロボットを作るための勉強で、もう一つはロボットをうまく行動させるための勉強です。本学科で行うのは、後者の、ロボットをうまく行動させる方です。現在のロボットをうまく行動させるには、コンピュータの技術なしではできません。現在の二足歩行のロボットや、知能ロボットはコンピュータ技術の結集です。また、本学科のロボットを専門とする教員は、ロボカップサッカーやロボカップレスキューに長年携わっています。

Q11. 大学院を目指した方がよいのでしょうか?

A. 開発の中心となるエンジニアになりたいなら、是非目指してください。特に研究開発職に従事するためには、大学院進学は必須です。理工系で勉強しなければならない技術レベルは、年々高度かつ多様なものになってきています。現在、工学教育は大学院前期(修士課程)までの6年間の尺度で考えるのが普通になりつつあります。またメディアコンピュータシステム学科の教員は、すべて国際的に活躍する研究者ですので、国際社会で活躍できるエンジニアになることも夢ではありません。

このページのトップへ