福山教授退職

IMG_61922013年3月で本学科の福山峻一教授が大阪電気通信大学を定年退職いたします。3月23日の卒業パーティーの席でこれまでお世話になったことを感謝して花束を贈呈しました。

 

 

 

 

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なお、4月には後任として本学医療福祉工学科の兼宗進教授が本学科教員として着任します。

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福山 峻一

fukuyama

職位・学位
教授・博士(工学)
略歴
昭和43年、大阪大学基礎工学部制御工学科を卒業して電電公社(現NTT)に入社。主に研究所畑を歩き、ソフトウェア生産技術の研究開発に従事。記憶に残る仕事は、

  • NTTが米国の会社に発注した高信頼プログラム言語(Ada)処理システム の日本への導入をプロジェクト責任者として成功裏に実施し、米国流の開発手法を学んだこと。
  • 電子交換機用などNTTの膨大なソフトウェアの開発管理効率化のための TCP/IP網を全国に築いたこと。 これは、NTTの商用インターネットサービスOCNの先駆けとなった。
  • 通産省の企業間電子商取引(CALS)推進プロジェクトの一環として、地方でもハンディなくインターネットを介して仕事が出来ることをプロジェクトリーダとして実証したこと。

平 成6年にNTTの子会社NTTソフトウェア(株)に転籍。 事業部長などを務める過程でCMM(Capability MaturityModel)によるソフトウェアプロセス改善を実践し、その成果を阪大のドクターコースに社会人入学して論文にまとめ博士号を取得。 平成13年春、鳥取環境大学に移る。 以後、ICTの環境保全への応用面と、Web2.0と総称されるインターネット技術の応用面に関心をもち研究を続けている。 2008年4月本学科に着任。

専門分野
ソフトウェアプロジェクト管理(特にプロセス改善)、プログラミング言語処理 系、データベース、Webプログラミング。
担当科目
ソフトウェア設計論、コンパイラ設計論、プログラミング演習、データベース。
主な著書・論文
  • 福山峻一ほか訳,David A.Watt,Brianほか著,「Ada Language and Methodology:Ada−言語とプログラミング方法論」,丸善WSシリーズ,1990年4月
  • 加藤尚武、福山峻一ほか著,「スーパーゼミナール環境学(第2版),東洋経済新報社, 2004年3月
  • 福山峻一ほか著,「ソフトウェアプロセスの改善と品質保証の実際」,日本テクノセンター,2004年12月
  • 福山峻一ほか,「A Software Process Improvement support System: SPIS」, 電子情報通信学会 英文論文誌D(P.747−756),2000年4月
  • 福山峻一ほか,「ソフトウェアプロセスの持続的な改善を誘導するチェックリストの実装手順」,情報処理学会論文誌,Vol.42,No.3(p.529−541), 2001年3月

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ソフトウェア工学研究室

福山 峻一 教授

Webサービスシステムに関する研究

[ソフトウェア工学研究室イメージ]

Web2.0 時代などと呼ばれ、インターネットの高速化に、PCやケータイ、ゲーム機などの端末機器の発達が加わって、身近で多様なサービスシステムが登場し続けてい ます。 たとえば、ネット上でのショッピングやマーケティング、情報共有コミュニティなど用です。この発展の基盤にXMLをベースとするWebサービス技術と呼ば れる一連のソフトウェア技術があります。当研究室では、これからのWebサービスを展望して、要素技術やモデルシステムの研究を進めます。