教員は、研究活動で最先端の技術を磨きつつ、それを教育にも反映させます。
ここでは、どのような研究が行われているのかを中心に紹介します。
■コンピュータシステム系
グラフ・ネットワークに関する研究
グラフ理論は、情報分野の現象を数理的に表現したり解析したりするのによく利用されます。 例えば、インターネットでデジタルコンテンツを効率的にやりとりしたり、道路ネットワークから自動車の混雑を除いたりするアルゴリズムを考えるときに役に立ちます。これらのアルゴリズムを設計することで、あわせて高度なコンピュータプログラミングの学習も進みます。
システムLSI設計技術の研究
ディジタルシステムの中核をなすシステムLSI設計のために、数学的な原理に基づき、間違いがなくかつ素早く設計が行えるようにするための設計法および設計支援法を考案します。今後、ハードウェアとソフトウェアをうまく使い分けて設計するための設計支援技術が重要になります。 設計支援技術を理解することは、優れた設計者への第一歩でもあります。
リハビリテーションとヘルスケアのシナジー創出を目指す研究
当研究室では、リハビリテーションを予防医学における三次予防、ヘルスケアを一次・二次予防と定義しています。これらの領域は、現状では十分に連携が取れていないと感じています。新しい身体指標の開発や、それをリハビリテーション領域で利用する技術をコンピュータサイエンスを駆使して研究・開発し、これらの領域のシナジーを創出することを目的としています。