2017年5月5~7日に愛知県立大学において開催された「ロボカップジャパンオープン2017」の「サッカー小型リーグ ヒト型」に本学科 升谷研究室から2チームが参加し,「ODENS+JK」チームが優勝,「ODENS」チームが準優勝しました.
一方,ODENSチームの別のメンバは,5月3~5日に名城大学で開催された同大会の「アットホームリーグ エデュケーション」に参加しました.
以下にそれぞれについて報告します.
サッカー小型リーグ ヒト型
ODENS+JKは,本学科 升谷研究室と本学の自由工房ヒト型ロボットプロジェクトの合同チームです.升谷研究室で開発されたサッカーロボットの行動決定プログラムで,自由工房のヒト型ロボットを動作させるという試みが行われました.5月5日と6日に行われた予選では,参加6チームで総当たり戦を行い2勝2敗1分けで成績は4位でした.ところが,その後に行われた準決勝戦において予選1位のAi-Robots(中京大学)を2-0で下し決勝戦へ進出しました.5月7日に行われた決勝戦では,兄貴分であるODENSチームと対戦し,
1-1の同点で延長戦に持ち込み,延長戦終了間際に1点を決めて2-1で勝利し,優勝を果たしました.
予選リーグ
- ODENS+JK 0 – 1 Chukyo RoboStars(中京大学)
- ODENS+JK 2 – 0 KIKS-NITTC(豊田高専)
- ODENS+JK 0 – 1 Ai-Robots(中京大学)
- ODENS+JK 0 – 0 ODENS(大阪電気通信大学)
- ODENS+JK 3 – 0 BGM(豊田高専OB)
準決勝戦
- ODENS+JK 2 – 0 Ai-Robots(中京大学)
決勝戦
- ODENS+JK 2 – 1 ODENS(大阪電気通信大学)
一方,ODENSは,本学科 升谷研究室のチームで,このリーグの古株です.5月5日と6日に行われた予選では2勝1敗2分けで成績は3位でした.その後の準決勝戦において予選2位のChkyo RoboStars(中京大学)に3-0で快勝しましたが,決勝戦でODENS+JKに敗れ準優勝となりました.
予選リーグ
- ODENS 0 – 1 Ai-Robots(中京大学)
- ODENS 0 – 0 Chukyo RoboStars(中京大学)
- ODENS 10 – 0 BGM(豊田高専OB)相手のチームの棄権による不戦勝
- ODENS 0 – 0 ODENS+JK (大阪電気通信大学)
- ODENS 2 – 0 KIKS-NITTC (豊田高専)
準決勝戦
- ODENS 3 – 0 Chukyo RoboStars(中京大学)
決勝戦
- ODENS 1 – 2 ODENS+JK(大阪電気通信大学)
アットホームリーグ
ODENSチームが「アットホームリーグ エデュケーション」にも参加するのは今回で2回目です.この競技は,家庭用のサービスロボットを想定したタスクの達成度を競うものです.今回は「Speech and Person Recognition」「Help-Me-Carry」「Restaurant」「Final」のタスクが課せられました.普段の環境と会場の条件が異なりマイクやカメラがうまく動作せずに思うようにポイントを得ることができませんでした.Finalは上位チームだけが参加すると当初は告知されていたため何も準備をしていなかったのですが,現地で全チームが参加することに変更になり,慌てて現地で準備をしてプレゼントデモをすることになりました.
- Speech and Person Recognition: 20
- Help-Me-Carry: 0
- Restaurant: 0
- Final: 30.5
リンク
- Facebook: 升谷研究室 – 大阪電気通信大学
- 2017年5月 ロボカップジャパンオープン2017
- サッカー小型ロボットリーグ(車輪型・ヒト型)の結果
- ロボカップ@ホームジャパン ジャパンオープン2017開催情報(結果あり)
- RoboCup@Home Education Challenge 2017
- ロボカップジャパンオープン2017