カテゴリー別アーカイブ: 新着情報

2014年度学位授与式

2015年3月21日四條畷キャンパスにおいて学位授与式(卒業式)が執り行われました。式の壇上では代表者に学位記(卒業証書)が授与され、その後で学科ごとに分かれて卒業生全員に学位記授与が行われました。

本学科では、最初に、それぞれの指導教員から卒業生に対して一人ずつ学位記を授与しました。次に、北嶋主任からJABEE認定のコンピュータサイエンス教育プログラム(CSコース)を修了した学生に修了証を授与しました。最後に、教員から卒業生へのお祝いの挨拶がありました。

その後、集合写真を撮影し、さらに生協食堂において学科主催の卒業パーティーを行いました。今年度もOB、OGや在校生も参加し、とても楽しい会となりました。

 

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なわてん開催.足立君,筑紫君,土井さんが受賞!

2015年2月7日,8日に四條畷キャンパスにて開催された,なわてん(大阪電気通信大学 総合情報学部 卒業制作・研究展)にて,以下の学生が表彰されました.おめでとうございます!

後援会賞
土井万由子さん(4回生),筑紫啓雄君(院修士2年生)
『肝臓手術サポートのためのメス先端位置推定』

準グランプリ
足立尚寛君(3回生)
『globARhythm!: AR 技術を用いた民族楽器の演奏体験システム』

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入学前ガイダンスを開催

2015年2月7日に,四條畷キャンパスにて入学前ガイダンスを開催しました.

ガイダンスでは2015年4月から入学予定のみなさんにご参加いただいて,学科の紹介や模擬授業,演習室見学などのさまざまなイベントを実施して,一足早く大学生活の雰囲気を感じてもらいました.

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なわてんに出展

2015年2月7日,8日に四條畷キャンパスにおいて開催される「なわてん」(大阪電気通信大学 総合情報学部 卒業研究展)に本学科の4年生と3年生が出展します.出展のタイトルは以下の通りです.是非お越しください.

  • 特別研究
    • 機械学習によるスマートフォンにおけるGUIユーザビリティの自動評価
    • 脳波による文字入力
    • Androidスマートフォンによるヒト型ロボットの歩行制御
    • 肝臓手術サポートのためのメス先端位置推定
    • Reed-Solomon符号の最尤復号の一考察
    • 顔認証を用いた自動時間計測機器の提案とプロトタイプによる評価
    • 企業の特質を考慮した組み込みカリキュラム
    • 複数Kinectを用いた次世代RoboCup SSL Humanoidのためのポイントクラウドサーバの提案
    • 3次伸長Reed-Solomon符号に関する研究
    • REMONのデッドロック防止機能セマフォの提案と評価
  • 卒業研究
    • globARhythm!: AR 技術を用いた民族楽器の演奏体験システム
    • レゴマインドストームEV3を用いたステアリング用PID制御ライントレース
    • 肝臓ナビゲータにおける3Dモデルの改良とその精度評価
    • 電子教科書で利用可能な分野判定検索の提案
    • Dockキーボードの操作性評価と改良手法の検討
    • ARM用REMONの提案
    • レスキューロボットコンテストのためのWebRTCを利用したコントロールルーム間通信システムの実装
    • 加速度センサとジャイロセンサを用いた速度計測
    • 無線のジュールの電波伝搬距離とRSSI値の対応データ取得
    • ダイヤルウィジェットを用いたジェスチャ入力による3Dソフトウェアキーボードの設計
    • 雨による自動車事故回避のための降雨判定法の検討
    • Kinect for Windowsを用いた弓道シミュレータ
    • AR技術を利用したコンピュータサイエンスアンプラグド教材の提案
    • 脳波によるネットワークを介した複数のスイッチ操作
    • Arduinoによる学生証を用いた出席管理システムの提案と評価
    • RCサーボ駆動小型ヒト型ロボットのRaspberry Piによる動的歩容生成
    • Ruby on Rails を用いた卒業研究管理 Web アプリケーションの開発

参考: 昨年の「なわてんの様子

 

2014年度卒業研究発表会・優秀賞

2014年12月24,25日に2014年度の卒業研究発表会を行いました。本学科では、3年生の4月から卒業研究を始め、3年生のうちに論文を提出し、1人ずつ発表を行います。今年度は、75人の学生が発表を行いました。

12月24日の午前中には、各研究室から選抜された候補による優秀賞セッションが行われました。10人の教員で審査を行った結果、以下の10名を優秀賞として決定しました。

最優秀卒業研究賞 土田 和人 君(兼宗研) AR技術を利用したコンピュータサイエンスアンプラグド教材の提案
優秀卒業研究 金賞 矢野 大貴 君(小枝研) シリアルサーボを用いた首振り型Laser Range Finderの構築と性能評価
優秀卒業研究 銀賞 三谷 峻生 君(升谷研) RCサーボ駆動小型ヒト型ロボットのRaspberry Piによる動的歩容生成
優秀卒業研究 銅賞 井田 康弘 君(登尾研) 肝臓手術ナビゲータにおける3Dモデルの改良とその精度評価
上平 竜也 君(南角研) レゴマインドストームEV3を用いたステアリング用PID制御ライントレース
木田 陸斗 君(大西研) ダイヤル型ウィジェットを用いたジェスチャ入力による3Dソフトウェアキーボードの設計
小澤 佳弘 君(北嶋研) 雨による自動車事故回避のための降雨判定法の検討
三宅 洋介 君(鴻巣研) Reed-Solomon符号の最小距離で保証された誤り訂正能力を超えるバースト誤りに対する訂正能力に関する研究
宮野 貴行 君(久松研) Ruby on Rails を用いた卒業研究管理 Web アプリケーションの開発
吉田 将悟 君(渡邊研) AntSystemによる最大独立点集合問題の解法

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本学科学生がテクノフェアに出展

11月2日に本学寝屋川キャンパスで開催されたテクノフェア(一般向けの科学イベント)に本学科 兼宗研究室の学生が参加し、本学メディアコミュニティセンター(MC2)の職員やと情報オリンピック日本委員会の先生方とともに情報教育に関する研究成果を紹介しました。当日は保護者を含めて400名以上が来場し、コンピュータの原理を楽しみながら学んでくれました。

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学生の研究展示

卒業研究の内容を中心に、展示を行いました。

空中で手を突き出すと、場所に応じて動物の鳴き声が流れるシステムです。Kinect赤外線センサーを利用しています。お兄ちゃんの演奏を妹さんが見学しています。

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机の上に紙のカードを置くと画面に仮想の天びんと重りが表示されるシステムです。カードに描かれたパターンをカメラで撮影した画像から認識して画像中に物体を追加して表示するAR技術を利用しています。手で持ったときに重さがわからないので、天びんで重さを比べながら並び替えをするゲームに挑戦している様子です。

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指の動きでプログラムを入力するシステムです。LeapMotionという赤外線センサーを利用して、空中で動かした指の位置や動き(ジェスチャー)をプログラムの命令に変換しています。楽しそうですね。お母さんといっしょに使っている姿もありました。

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用意されたQRコードを読ませることで、自分の携帯電話やスマートフォンがゲームのコントローラーになるシステムです。携帯電話から入力された操作の情報をインターネットのサーバーに送り、パソコンのゲームプログラムからサーバーの情報を読み込んで実行しています。対戦型のピンポンゲームとして2人組で遊んでもらいました。

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その他の展示

学生が作ったゲーム作品です。学内で行われた選考会で選ばれて、9月に幕張メッセで行われた東京ゲームショウで展示された「潜水艦ゲーム」など2つの作品を展示して使ってもらいました。

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「チームアヒル」は株式会社AHIRUとの産学連携で開発された教育用アプリケーションです。ゲームを通して小学校の算数や国語、英語などを学ぶことができます。「iPhone」「iPad」「Android」などのスマートフォンやタブレットのストアから無料でダウンロードして遊んでみてください。

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コンピュータの原理を子どもにもわかりやすく伝えるCSアンプラグド教育法やコンピュータの原理をクイズ形式で学ぶことができるビーバーコンテストの展示も行いました。これはデータが正しく送られたり読み取れたことを調べるチェックディジットやパリティビットの原理を手品の形で実演している様子です。

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これはシートの上で隣の人と数を比べながら歩いて行くと、ゴールに着いたときにいつの間にか数が並べられた形になっている不思議な体験の様子です。

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ロボットも飛び入り参加して盛り上がっていました。

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リンク

メディアコンピュータシステム学科同窓会を開催しました

2014年9月13日(土)に大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス J号館1階において、メディアコンピュータシステム学科の初めての同窓会を開催しました。2013年に退職された福山先生をゲストにお迎えし、2005年~2010年入学(1~6期)の同窓生74名と現職の全教員9名が集い、楽しい時間を過ごしました。

DSC03202学科主任の北嶋先生

 

 

 

 

 

DSC03203ゲストの福山先生

 

 

 

 

 

DSC03208乾杯!

 

 

 

 

 

DSC03234何をしているのでしょう?

 

 

 

 

 

DSC03221パーティーの席でこういうことをやり出すのはT学科らしい?

 

 

 

 

 

DSC03329研究室ごとに近況報告を行ったのですが、南角研の卒研生は一番人数が多かったです。

 

 

 

 

同窓生の皆さんへ、当日のもっとたくさんの写真は同窓会のML(メーリングリスト)で提供しています。是非MLに登録してください。

本学科チームがRoboCup 2014世界大会に参加

P11005047月19日~25日にブラジルのジョアンペソアにおいて開催されたRoboCup 2014 João Pessoa(世界大会)に,本学科 升谷研究室のODENSチームが参加しました.今回は,3D Simulation Leagueに出場し,結果は,10ヶ国から参加した12チーム中で第1ラウンド止まりでした.

 

 

 

 

3D Simulation Leagueとは

3D Simulation Leagueは,コンピュータの中の仮想空間においてヒト型ロボットがサッカーを行う競技です.その空間では,力学や幾何学のモデルに基づいて実際の世界を再現しており,転倒や衝突も起こります.そこでロボットを自律的に歩かせサッカーさせるために,全ての関節の動きを指示するプログラムを作らないといけません.プログラムは,ロボット1台ごとに独立していますので,このリーグの試合は,各チーム11個のプログラム同士の対決になります.昨年までは,11台のロボットの仕様(寸法や最大関節速度)が全く同じでしたが,今年から5種類用意された仕様から最低3種類を使わねばならず,プログラムの開発が一段と難しくなりました.

地球の裏側へ

7月18日に関西空港を出発し,ドイツのフランクフルト経由でブラジルに入り,さらに国内線を乗り継ぎ,2日間かけて開催地のジョアンペソアに辿り着きました.ジョアンペソアは,日本のガイドブックには載っていない町ですが,砂浜が広がるリゾート地です.南米大陸の最東端が一番の名所かもしれません.南半球ですが,赤道に近く,半袖で過ごせる気候でした.
会場は,町から離れた荒野の中にあり,毎日,砂浜を横目にホテルとの間をバスで往復していました.

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ODENSチームの戦績

今回の3D Simulation Leagueには,以下の10ヶ国12チームが出場しました.

  • Bahia RT(ブラジル)
  • FC Portugal(ポルトガル)
  • FUT-K(日本)
  • HfutEngine3D(中国)
  • Karachi Koalas(オーストラリア,パキスタン)
  • L3M-SIM(フランス)
  • Magma Offenburg(ドイツ)
  • Mithras3D(イラン)
  • ODENS(日本)
  • RoboCanes(アメリカ)
  • SEU Jolly(中国)
  • UT Austin Villa(アメリカ)

組み合わせを決めるSeeding Roundでは,ODENSは,Group Bに入れられ,6チームで総当たり戦を行いました.戦績は以下の通りです.

  • Seeding Round (Group B )
    • ODENS 0 – 5 Bahia RT(ブラジル)
    • ODENS 2 – 0 Mithras3D(イラン)
    • ODENS 0 – 5 FC Portugal(ポルトガル)
    • ODENS 0 – 4 Karachi Koalas(オーストラリア,パキスタン)
    • ODENS 1 – 0 L3M-SIM(フランス)

結果は,2勝3敗で4位になりました.
続くRound 1では,ODENSはGroup Cに入れられ,再び6チーム(うち1チームが棄権)で総当たり戦を行いました.戦績は以下の通りです.

  • Round 1 (Group C)
    • ODESN 0 – 6 SEU Jolly(中国)
    • ODESN 0 – 1 HfutEngine3D (中国)
    • ODESN 0 – 6 Bahia RT(ブラジル)
    • ODESN 0 – 7 UT Austin Villa(アメリカ)

結果は,0勝4敗で5位になり,残念ながら,次のラウンドへ進出することができませんでした.

なお,今回の優勝したのは,UT Austin Villa(アメリカ)でした.また,日本から他に参加した福井工業大学のFUT-KはRound 2に進みましたが,それより先には進めませんでした.

一方,競技とは別に行われたTechnical Challenge(技術課題)のうち,ODENSはRun Challenge(徒競走)に参加し,参加した9チームの中で5位になりました.

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RoboCup Symposium 2014

P11006027月25日には,同じ会場においてRoboCup Symposium 2014が行われ,ODENSのメンバも参加しました.シングルセッションで口頭発表とポスター発表が行われ,いくつか有用な情報を得ることができました.

 

 

おわりに

IMG_7088残念ながら,今回は成績が振るいませんでした.世界の他のチームの進歩が速く,それに追いつけていないというのが実情です.しかし,ODENSに何が足りないか,他のチームに追いつき乗り越えるために何をすべきかがわかってきました.

なお,今回の遠征の写真や詳しい状況は,Facebookの升谷研究室のページで公開しています.興味のある方は,そちらもご覧ください.

来年の世界大会は中国安徽省の省都 合肥(Hefei)市で開催される予定です.

 

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