日時:2014年1月20日(月) 15:10~16:40
場所:四條畷キャンパス 2107教室
講師:ロボットクリエイター 高橋智隆先生(http://www.robo-garage.com/)
グランフロント大阪・ナレッジキャピタル・The lab(3階)のVisLab OSAKAにおいて、歯科シミュレータによる患者の反応体験ができます。
この歯科シミュレータは、総合情報学部情報学科の登尾・大西・小枝研究室と、大阪大学大学院歯学研究科や株式会社Embedded Wingsで、長年研究開発してきたものです。今回の展示では、その成果を実感して頂くために、初めての方でも患者への声かけや歯を削る治療が簡単に経験できるようにしています。
皆様、お誘いあわせの上、是非体験してみてください。今後は、患者の表情数を増やしたり、虫歯が削れるようにバージョンアップしていく予定です。
The lab(3階)のVisLab OSAKA:
http://kc-i.jp/facilities/thelab/activelab/
なお本研究は、JSPS科研費基盤研究(B)22360109の助成を受けたものです。ここに明記して感謝の意を表します。
6月24日~7月1日にオランダのアイントホーフェンにおいて開催されたRoboCup 2013 Eindhoven(世界大会)に,本学科 升谷研究室のODENSチームが参加しました.このチームは,RoboCup世界大会において,2009~2011年にはSmall Size Robot LeagueとSSL Humanoidに,2012年には3D Simulation Leagueに出場していますが,今回は,Small Size Robot Leagueと3D Simulation Leagueの2リーグに出場しました.結果は,Small Size Robot Leagueでは,準々決勝まで進みベスト8に入りました.一方,3D Simulation Leagueでは,第2ラウンド止まりでした.
宿泊したホテル
会場入り口
Small Size Robot Leagueは,直径18cm以内,高さ15cm以内の車輪型のロボット6台でサッカーを行う競技です.フィールドの大きさは約6m×4m,ボールはゴルフボールを使います.フィールドの上部に取り付けられた外部カメラを使い,フィールド外部のコンピュータも使ってロボットを制御するのが特徴です.
現地では,6月25日から準備を始め,27~29日に予選と準決勝までが行われ,30日に決勝戦3位決定戦が行われました.今回のSmall Size Robot Leagueには,以下の12ヶ国20チームが出場しました.
予選では,参加チームが四つのグループに分かれて総当たりで試合が行われました.ODENSは,グループBに入りました.このグループには,NEUIslanders(北キプロス),RoboIME(ブラジル),TIGERS Mannheim(ドイツ),ZJUNlict(中国)がいます.各チームとの対戦結果は,以下の通りです.
この結果,3勝1敗でグループ2位になりました.
続くLuck Looser Game(敗者復活戦)では,ベスト8をかけて,グループCの3位のThunderbots(カナダ)と対戦しました.
試合は互角,0 – 0で終わり,延長戦へ.延長戦後半でODENSが1点を入れるも終了直前に1点を返され,1 – 1の同点.PK戦で2 – 1でかろうじて勝ち,ベスト8入りを果たしました.
準々決勝ではMRL(イラン)と対戦しました.2011年の世界大会でも準々決勝で戦った因縁のチームです.
前半だけでコールド負けしてしまいました.Thunderbotsとの長時間の試合の後だったため,ロボットが相次いで故障して4台になってしまい(本来は6台),守備が甘くなっているところにどんどんシュートを決められてしまいました.
ODENSでは,2007年に製作したロボット本体を使い続けていますが,この圧倒的に不利なハードウェアでそれなりの成績を収めていることについて他チームから驚かれました.これは,ソフトウェアに注力して研究開発を進めてきた成果ですが,それもいよいよ限界だと感じました.このままでは,学生のモチベーションも下がってしまうので,何とかしないといけません.
なお,今回のSmall Size Robot Leagueでは,ZJUNlict(中国)が優勝しました.2009年から連覇してきたタイのSKUBAチームは,準々決勝でZJUNLictに敗れ,ベスト8止まりでした.また,日本から参加した他の3チームの成績は以下の通りです.
Small Size Robot Leagueの試合の様子
RoboIME(ブラジル)チームとの記念撮影
NEUIslanders(北キプロス)チームとの記念撮影
オランダのマキシマ王妃がODENSの試合を観戦
TIGERS Mannheim(ドイツ)チームとの記念撮影
ZJUNlict(中国)チームとの記念撮影
Thunderbots(カナダ)との記念撮影
MRL(イラン)チームとの記念撮影
3D Simulation Leagueは,コンピュータの中の仮想空間においてヒト型ロボットがサッカーを行う競技です.その空間では,力学や幾何学のモデルに基づいて実際の世界を再現しており,転倒や衝突も起こります.そこでロボットを自律的に歩かせサッカーさせるために,全ての関節の動きを指示するプログラムを作らないといけません.プログラムは,ロボット1台ごとに独立していますので,このリーグの試合は,各チーム11個のプログラム同士の対決になります.
現地では,6月25日から準備を始め,27日に予選の組み合わせを決めるSeeding Round,28日と29日に予選Round,30日に決勝トーナメントが行われました.今回の3D Simulation Leagueには,以下の11ヶ国17チームが出場しました.
予選は,グループに分かれて総当たりで試合を行い,成績の低いチームを抜いて,新たにグループを組みなおすことを繰り返し,最後に残った4チームで決勝トーナメント(準決勝,決勝,3位決定)を行いました.ODENSの戦績は以下の通りです.
結果は2勝8敗で,第3ラウンドには進出できませんでした.昨年の世界大会では8強入りすることができましたが,他チームの進歩が速いことを痛感しました.ODENSチームはもっと頑張らないといけません.
なお,今回の3D Simulation Leagueでは,Apollo3D(中国)が優勝しました.2010年,2012年の覇者UT Austin Villa(アメリカ)は決勝で敗れ準優勝でした.また,日本から他に参加したFUT-K_3D(福井工業大学)もODENSと同じく第2ラウンド止まりでした.
3D Simulation Leagueのメンバ
3D Simulation Leagueの試合の様子
3D Simulation League参加者
7月1日には,アイントホーフェン工科大学においてRoboCup Symposium 2013が行われ,ODENSのメンバも参加しました.シングルセッションで口頭発表とポスター発表が行われ,いくつか有用な情報を得ることができました.
アイントホーフェン工科大学
RoboCup Symposium会場
世界大会に参加することによって,自分たちの研究成果を実証することができました.また,各国からの参加者と情報交換や交流ができました.参加した学生達には大変いい経験になりました.これを糧にしてさらに研究に励み,来年の結果につなげるようにします.来年の世界大会はブラジルで開催される予定です.条件が整えば,再挑戦できると嬉しいです.
遠征参加メンバ
本学科 升谷研究室では、世界的なロボットサッカー競技「RoboCup」を題材として、自律分散型ロボットシステムなどの研究に取り組んでいます。その一環として、2013年6月24~7月1日にオランダのアイントホーフェンにおいて開催される2013年の世界大会「RoboCup 2013 Eindhoven」に遠征します。
升谷研究室では、「ODENS」(オデンズ)というチーム名で2009年から毎年世界大会に出場しています。ロボカップには色々なリーグ(種目)がありますが、今回出場するのは、「小型ロボットリーグ」と「3Dシミュレーションリーグ」です.「小型ロボットリーグ」は2年ぶり、「3Dシミュレーションリーグ」は昨年に次いで2回目です。出場チームは以下のウェブページで確認することができます。
今回の遠征に参加しているのは、教員1名、大学院生2名、学部生4名の計7名です。6月24日に現地入りし、25日から準備を始め、27日から試合が行われます。各人の研究成果を発揮して良い結果が出せるように精一杯頑張ってきますので、是非皆様の応援をお願いいたします。なお、現地からの速報はFacebookの升谷研究室のページでお伝えする予定です。
2013年5月4~6日に東京都町田市の玉川大学において開催された「ロボカップジャパンオープン2013東京」の三つの競技に参加した本学科 升谷研究室の「ODENS」チームが,「小型ロボットリーグ ヒト型」で準優勝,「シミュレーションリーグ3D」で第3位に入賞しました.また,併催の研究会における発表が「人工知能学会賞」を受賞しました.
小型ロボットリーグ ヒト型(正式名称 SSL Humanoid)には,4チームが参加し,予選では総当たり戦を2回行い,ODENSは2勝1敗3分で2位になりました.決勝戦で,予選1位のOwaribito-CU(中部大学)に敗れ,準優勝となりました.
ODENS 0 – 0 Owaribito-CU(中部大学)
ODENS 1 – 1 Chukyo RoboStars(中京大学)
ODENS 1 – 0 OPCT(大阪府大高専)
ODENS 0 – 1 Owaribito-CU(中部大学)
ODENS 1 – 0 Chukyo RoboStars(中京大学)
ODENS 0 – 0 OPCT(大阪府大高専)
ODENS 0 – 1 Owaribito-CU(中部大学)
シミュレーションリーグ3Dには,6チームが参加し,予選では総当たり戦を2回行い,ODENSは5勝3敗2分で3位になりました.その後にダブルエリミネーション方式でトーナメント戦を行い,第3位となりました.
ODENS 1 – 0 FUT-K_3D(福井工業大学)
ODENS 0 – 1 PHOTON(Tomsk State University)
ODENS 1 – 0 Fifty-storms3D(芝浦工業大学)
ODENS 1 – 0 SOCIO_3D(大阪大学,大阪府立大学,愛知工業大学)
ODENS 2 – 0 Hillstone_United(慶應義塾大学)
ODENS 2 – 0 Hillstone_United(慶應義塾大学)
ODENS 0 – 1 SOCIO_3D(大阪大学,大阪府立大学,愛知工業大学)
ODENS 0 – 0 Fifty-storms3D(芝浦工業大学)
ODENS 0 – 2 PHOTON(Tomsk State University)
ODENS 0 – 0 FUT-K_3D(福井工業大学)
【勝者決定戦】
ODENS 0 – 0 FUT-K_3D(福井工業大学)勝敗つかずコイントスで負け.
【敗者復活戦】
ODENS 0 – 0 Fifty-storms3D(芝浦工業大学)勝敗つかずコイントスで勝ち.
ODENS 2 – 0 SOCIO_3D(大阪大学,大阪府立大学,愛知工業大学)
ODENS 0 – 1 PHOTON(Tomsk State University)
小型ロボットリーグ 車輪型には,9チームが参加し,予選では2グループに分かれて総当たり戦を行い,ODENSはA組に入り2勝1敗1分で2位になりました.その後,決勝トーナメントの敗者復活戦でB組3位のKIKS(豊田高専)に敗れ,ベスト4入りを逃しました.
ODENS 10 – 0 仙台高専ロボカッ部(仙台高専)
ODENS 4 – 0 fWing207(電気通信大学)
ODENS 1 – 1 MCT Susanoo Logic(松江高専)
ODENS 0 – 10 RoboDragons(愛知県立大学)
【敗者復活戦】
ODENS 0 – 9 KIKS(豊田高専)
5月5日に大会に併催して行われた「第37回人工知能学会 AI チャレンジ研究会」における発表が「人工知能学会賞」を受賞しました.これは,本年3月に総合情報学研究科 コンピュータサイエンス専攻の修士課程を修了した植田康生君の修士論文の研究について発表したものです.
植田康生, 升谷保博
「RoboCup SSL Humanoid のためのカラーボクセルサーバの提案と応用」
2013年5月10日(金)、11日(土)に神戸市立神戸セミナーハウスで新入生宿泊行事を行いました。
初日は大学に集合して教室で壮行会。橘学長と福田理事長が駆けつけてくれました。お弁当を食べてからバスで出発。
午後は尼崎の三菱電機西日本メカトロソリューションセンターを見学しました。放電加工機、レーザー加工機などの原理について説明を受けた後、実際に機械を間近で見学することができました。
神戸セミナーハウスに到着。
夕食後は懇親会として自己紹介を書き、同じ出身や趣味の人を探すゲームをやりました。
2日目は本学科客員准教授の中野由章先生をお招きして、コンピュータサイエンスアンプラグド学習法によるコンピュータ科学の学習を体験しました。
入学して1ヶ月間。少しずつ大学になじんできた新入生たちは、この合宿を通してさらに多くの同級生や先生たちと親交を深めることができたと思います。充実した2日間でした。参加者のみなさま、お疲れ様でした。
本学科 升谷研究室では、世界的なロボットサッカー競技「RoboCup」を題材として、自律分散型ロボットシステムなどの研究に取り組んでいます.その一環として、2013年5月4~6日に東京都町田市の玉川大学において開催される2013年の国内大会「ロボカップジャパンオープン2013東京」に出場します。ロボカップには色々なリーグ(種目)がありますが。今回参加するのは以下の3リーグです。チーム名は例年通り「ODENS」(オデンズ)です。
各人の研究成果を発揮して良い結果が出せるように精一杯頑張ってきますので、是非皆様の応援をお願いいたします。
なお、現地からの速報はFacebookの升谷研究室のページでお伝えする予定です。
2013年4月9日、新入生にノートPCを引き渡しました。本学科では、入学時に全ての学生に学科指定のPCを購入していただいています。今年度採用したのは、Panasonic Let’s note AXです。市販品と同じではなく、本学科の授業や演習で使うソフトウェアがインストールされており、学科向けにカスタマイズされたものです。本日は、そのPCが一人ずつに引き渡され、保険のこと、ソフトウェアのキャンパスライセンスのこと、基本的な注意について話があり、その後に実際にPCを動作させて、大学のネットワークに接続する確認までをやりました。4月12日の最初の授業(C++プログラミング実習1)からさっそく使います。